2005.01.15 Saturday
まるかぶらずに豆を撒け!
コンビニで最近「節分まるかぶり寿司」とか「恵方寿司」という宣伝を見かける。去年も、まぁ、たぶん3,4年前もあったが、今年は店の前に「のぼり」を出すなど、宣伝に力を入れている気がする。
「ってやんでぃ、節分に寿司?…バカ言っちゃいけねぇよ。節分には豆、んなもん、お江戸の時代からそう決まってるんでぇぃ!」と、ちゃきちゃきの江戸っ子はなぜ言わないのか。…そう思う。 「まるかぶり寿司」なるものは、“長いままの太巻きをその年の縁起のよい方向(=恵方)に向かって食べるといいことがある”っていう風習があって、そのときに食べる代物らしい。なんだ、その風習?…聞いたコトねぇよ。 大阪では知られてた風習らしいのだが、東北・関東で育った者としては、なじみがない、んである。
ちょこちょこ調べてみると、そんな風習が広まったのは、海苔の業者のキャンペーンがきっかけらしい(ここ参照)。それにコンビニものっかって、あれよあれよという間に、全国に広まった、ようなのだ。
現代人は昔からの風習をおろそかにし忘れてしまっている…なんてコトを言うが、こんなふうに昔からの風習を守られ、しかも、広められているなんてコトもあるのだ。 でも、敢えてもう一度言おう。なんだ、その風習?…聞いたコトねぇよ、と。 気に入らないのは、“まるかぶり”は、さも前々からおなじみの風習です、みたいなしたり顔をしてるトコだ。同窓会に行ったら、誰か知らない奴がいるんである。…アレ?誰だろう?と思いつつも、誰も聞くに聞けない。そんな状況だ。ここは勇気を出して言わなくちゃ。「…あなたはどなたですか?」と。「えッ?…まるかぶりさん?…これ、当時のクラス名簿ですけど、あなたいないじゃないですか」と。「おい、こいつをこっから追っ払えぇ!」 ともかく、あたしゃ認めないよ。言いたいコトはそれだけだ。身体に馴染んでいない、なんていうか、付け焼刃なというか、お仕着せな風習を持ってこられることに、ものすごい抵抗がある。こんなど〜でもいいコトに、ここまで紙面というか、サイバースペースを割いていることからも、どんだけ抵抗があるのかがおわかり頂けよう。その土地土地の風習ってのは、そこ地でこそ受け継いでいくべきものなのだ、たぶん。 とにかく、まるかぶらずに豆を撒け!少なくとも、オレは、今年もまるかぶらずに豆を撒く!…孤独なレースは続いてく。 |




